第二種電気工事士資格取得ガイド ~DIY好き必見!~
目次
- はじめに – 資格取得の魅力
- 電気工事士の資格でできること
- 記事の目的と概要
- 資格取得を目指した理由
- DIYでの活用を目指して
- 築古住宅のリフォーム事業との関わり
- 無資格工事のリスク
- 試験対策の要点まとめ
- 筆記試験と技能試験のポイント
- 学習計画と必要なツールの準備
- 試験申込のコツ
- 申し込み期間と注意点
- CBT方式の利点と申込手順
- 筆記試験対策 – 過去問が鍵
- テキストの選び方と使い方
- 過去問の重要性と解き方の工夫
- デジタル教材と暗記アプリの活用
- 技能試験対策 – 工具と部材の準備
- 必須アイテムリスト
- 学習開始タイミングと効率的な進め方
- 実技練習のコツと複線図の描き方
- 技能試験当日の流れと注意点
- 試験当日の持ち物リスト
- 会場での流れと時間配分
- ミスを防ぐための心構え
- 合格後の流れと活用方法
- 免状取得の手続き
- DIYリフォームでの活用事例
- 資格を生かしたキャリアの展望
- おわりに – 資格取得を目指す人へ
- 筆者からの応援メッセージ
電気工事士の資格でできること
電気工事士の資格を取得すると、電気設備に関する幅広い作業が可能になります。例えば、自宅や所有物件のコンセント交換、スイッチの取り付け、照明設備の設置など、身の回りのDIY作業に資格を活かすことができます。特に第二種電気工事士の資格は、一般家庭や小規模施設の電気工事が対象となるため、DIYやリフォームに関心のある方には非常に実用的です。
また、資格があることで無資格工事のリスクを避けられます!
DIY大家さんは持っておいて損なしですよ。
記事の目的と概要
私が実際に第二種電気工事士の資格取得を目指して取り組んだ経験をもとに、試験対策や勉強方法、当日の注意点を詳しくお伝えします。「資格を取りたいけれど、どう勉強すればいいのかわからない」「独学でも合格できるの?」といった疑問を抱える方に向けて、実体験に基づく具体的なアドバイスを提供します。
さらに、試験の申込から合格後の免状取得までの流れや、試験対策で特に気をつけるべきポイント、効率的な勉強法についても触れていきます。DIYリフォームを目的とした資格取得を目指す方だけでなく、転職やスキルアップを目指す方にも役立つ内容となっています。
これから試験に挑む方が、少しでも効率的に学習を進め、合格を勝ち取るためのお手伝いができれば幸いです。ぜひ最後までお付き合いください!
資格取得を目指した理由
資格取得のきっかけは人それぞれですが、私の場合は「築古戸建て投資のDIYでの活用」での実用性を考えた結果でした。また、資格のないまま電気工事を行うリスクをしっかり認識したことも、挑戦を後押しした理由のひとつです。
DIYでの活用
「自分で家の設備を整えたい」「築古戸建て投資の利回りをアップさせたい」と考える方には、第二種電気工事士の資格は非常に実用的です。私自身も、日曜大工感覚で古いコンセントやスイッチを交換することから、リフォーム作業に興味を持ちました。
特に、電気設備に関する作業は専門知識や技術が必要です。そのため、資格を取得することで、安全に、そして効率的に作業を進められるようになるのは大きな魅力でした。「プロに頼むほどではないけれど、手をつけたい箇所がある」という方にとって、DIYの幅が一気に広がる資格といえます。
資格取得のためにかかった費用
結論、第二種電気工事士の資格を取得するには、約7万円必要です。
(使用するテキストや技能試験の練習回数によって異なります)
試験そのものの費用に加え、勉強に必要な教材や技能試験で使用する工具・部材などの出費が必要です。一見すると「意外と高いかも?」と思うかもしれませんが、資格の利便性やコスパを考えると十分に元が取れる投資といえます。以下に、実際にかかった費用の内訳を詳しく解説します。
試験関連費用
- 試験受験料
- 約 9,300円
筆記試験を受ける際に必要な受験料です。CBT方式の場合は日時や会場を自由に選べる利点がありますが、試験の形式によって金額が変わることはありません。
- 約 9,300円
教材費
- テキストと問題集
- 約 2,000円~3,000円
筆記試験用の教材としてテキスト、問題集、過去問がセットになっているものを購入しました。すい~っと合格が評判良さそうでしたので、迷わずそれを購入。
実技試験のために購入したのはこの1冊のみです。
- 約 2,000円~3,000円
技能試験用の工具と部
- 工具セット
- 約 12,000円~17,000円
工具セットは技能試験対策に必須です。需要が高まる時期には品薄になり価格が高騰することもあるため、筆記試験の合格直後に購入するのがおすすめです。
私はHOZANのものを買いました。
- 約 12,000円~17,000円
- 配線材料セット
- 約 5,000円~10,000円
技能試験では実際に配線作業を行います。その練習用として、候補問題に対応した配線材料を購入しました。1セットだけでも十分ですが、余裕を持って2セット購入することで、安心して練習ができました。
- 約 5,000円~10,000円
- 補助アイテム(例: 配線チェッカー)
- 約 2,000円~3,000円
配線チェッカーなどの補助アイテムも便利です。正確な配線ができているかを確認できるため、練習の効率を高めるツールとしておすすめします。
- 約 2,000円~3,000円
その他の費用
- 試験会場までの交通費
- 1,000円~数千円(地域による)
筆者の場合、会場が比較的近かったため負担は少なめでしたが、遠方に住む方は宿泊費が必要になる場合もあります。
- 1,000円~数千円(地域による)
- 免状申請費用
- 約 5,300円
合格後に免状を取得するための申請費用です。必要書類を現金書留で送付する場合は、郵送費も追加でかかります。
- 約 5,300円
総費用の目安
項目 | 費用(円) |
---|---|
筆記試験受験料 | 9,300 |
技能試験受験料 | 9,300 |
教材費(テキスト・問題集) | 2,000~3,000 |
工具セット | 12,000~17,000 |
配線材料セット | 5,000~10,000 |
補助アイテム(例: チェッカー) | 2,000~3,000 |
免状申請費用 | 5,300 |
合計 | 約50,000 |
資格取得のコスパ
約50,000円という費用は一見高く感じるかもしれませんが、資格を取得すれば以下のメリットがあります:
- DIYでのコスト削減:外注費を大幅に削減可能
- キャリアの選択肢が広がる:就職や転職でも有利
- 安全性と安心感:無資格工事のリスクを回避できる
一度取得すれば一生使える資格であり、安全に電気工事を行えるようになるため、趣味や仕事で大いに役立つ投資です。取得を目指す方は、これらの費用を視野に入れた計画を立ててみてください!
筆記試験と技能試験のポイント
1. 筆記試験 – ひたすら過去問を回せ!
筆記試験は、電気工事に関する基礎知識が問われる試験です。試験内容は過去問と非常に似た傾向があり、「どれだけ多くの過去問を解くか」が重要になります。
- 勉強の優先順位:
テキストをざっと確認した後、過去問を解き始めましょう。実際の試験に近い問題に早く触れることで、出題傾向に慣れることが大切です! - 時間配分:
筆記試験の勉強開始は試験日の1か月前からでも十分間に合います。毎日過去問に取り組む時間を確保しましょう。
2. 技能試験 – 手を動かして覚える!
技能試験では、実際の配線作業を40分以内に正確に仕上げる能力が求められます。実技は「反復練習」が合格への近道です。
- まずは複線図:
試験問題を解くための「複線図」を正確に描けるようにすることが最重要です。練習を重ね、3分以内で描けるスピードを目指しましょう。 - 練習の進め方:
実際の工具や配線を使い、候補問題13問すべてを最低2回ずつ練習します。1回目はじっくり確認しながら、2回目は試験本番を意識して時間内に終える練習を行います。苦手な箇所は個別でYouTubeを見たら、いろんな方がわかりやすく解説してくれています。 - 試験当日の注意:
必要な工具や部材をすべて忘れずに準備すること。忘れ物をしたら終わりです。
おわりに
筆記試験では「過去問を回すこと」、技能試験では「手を動かして慣れること」が何よりも重要です。また、工具や教材を早めに揃えることで、試験直前の焦りを防ぐことができます。
私の受けた試験会場では時計がありませんでした。
隣の女性は時計を忘れていたので、真ん中において見せてあげましたが、焦りからなのかその女性は最後まで完成させれず残念な結果になっていました。
受けてみた感想としては、しっかり対策すれば通る試験なので、是非とも一発合格をしてほしいと思います!