お金・仕事・人間関係。失恋・夫婦関係…
人の悩みは多種多様ですよね。
私も失恋したときや、仕事でのミスを責められたり、夫とうまくいかなかったりと、いろいろな悩みがあります。
悩んでしまうと気分が塞ぎ込んでしまうこともしばしば。
今回はそんなときにおすすめの、読むと元気になれる本を紹介します。
その本は「嫌われる勇気」です。
はじめて読んだのが3年前で、節目節目で読みなして、その度に元気をもらえるので、Kindle版以外にも単行本も買っちゃいました。笑
28年間生きてきてそれなりに小説を読んできましたが、人生に影響を与えた本ぶっちぎりの1位ですね。
そんな本を今日は紹介したいと思います。
本書はアドラー心理学の入門書
この本はフロイト、ユングと並ぶ「心理学の三大巨頭」であるアルフレッド・アドラーの思想を、「哲人と若者の対話編」の形式でまとめたものです。
書店によっては自己啓発書コーナーにあるので、間違う方もいるかもしれません。
国内累計208万部、世界累計485万部の大ヒットを記録している『嫌われる勇気』21世紀を代表するベストセラーとなっていますね。
対談形式なので読みやすい
心理学…なんか難しそう…と思われるかもしれませんが、
「哲学者である老人と若者の対話」という形式をとっているため、とても読みやすく、理解もしやすいです。
まさに自分が考えていることを若者が代弁して、それを答えてもらっている感覚ですね。
以下私が印象に残っている箇所を抜粋しながら紹介します。
アドラー心理学では目的を考える
人は怒りを捏造する
カフェでウェイターにコーヒーをこぼされた客が怒鳴った、という事例で著者は説明しています。
男性はコーヒーをこぼされたから、怒鳴った。のではなく、
大声を出すために怒りという感情を作り上げた、と説明します。
なぜ大きい声を出したかというと、ミスをしたウェイターを屈服させ、自分の言うことを聞かせたかった。その手段として、怒りを作った。
と言うのが、アドラー心理学の目的論です。
確かに、わざわざ大声を上げなくても、綺麗な付近で拭き取るなどしかるべき対応はあります。シミになってしまったらクリーニングの手配をしてくれたかもしれない。
にもかかわらず大声を上げたのは、言葉で説明することを面倒に感じ、無抵抗な相手をより安直な手段で屈服させようとした。その道具として使われたのが、怒りという感情です。
さらに、老人は親子喧嘩中の電話を例にします。
母と子が喧嘩をしていて、その間に電話がなると、何事もなかったかのように「はいもしもし」と電話に出ることができます。
怒りとは出し入れ可能な道具と言います。
相手を威圧して、こちらの意見を通そうとするために「怒り」を使っている。と言います。
これがアドラーの言う目的論です。
パワハラ上司に置き換えてみると心が楽になった
私の前の職場には、自分の思い通りの結果(売り上げ目標を達成)にならないと社員をどなる上司がいました。
みなさんの周りにもそういう人いませんか?
今となっては懐かしいですが、当時は私もどなられたことがあったので、置き換えてみました。
×上司は売り上げが伸びないから怒鳴った、のではなく
○上司は怒鳴るという目的で怒りという感情を作った。のですね。
ではなぜ怒鳴りたいのか?
推測ですが、威嚇して屈服させ、自分のいうことを聞く人間を増やしたい、売り上げを伸ばしたい、などでしょうね。
しっかりと話し合ってくれたらこちらもわかるのになぁと今になって思います。
当時は管理職VS職員という構図なので、同僚なのに敵状態でした。
いずれにせよ怒鳴る人は嫌いですね。笑
考え方一つで気分が楽になる
いろんな悩みの種はありますが、この本を読めば気分めっちゃ楽になりますよ。
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